自分の話。


"Je n'existe pas ! Je suis un outil. Un outil de perception peut-être.
Je ne crois en rien, ni en personne, même pas en moi-même."
(私は存在しない。私は道具である。おそらく知覚のための道具。私は何も信じない、誰も信じない、私自身も)
http://www.gizmodo.jp/2008/09/post_4236.html

今日は自分の話を書きます。
明日母の命日です。
母は、今は存在しない国で生まれた。
満州国鞍山市初音街。

母親などの親族が死んだ場合、
その遺体と一緒に眠ったり顔に触ったりするのは
普通だそうですが、私にはできませんでした。
なにか、恐ろしかったです。
そのときわたしはまだ写真を意識してとっていなかった。
けれど、母の死に顔はたくさん写メールで撮った。
親戚には私の行いが奇異にうつったようです。

母は台風の日の朝、病院の屋上から飛び降りて死にました。
自転車にぶつかり、胸を強打してそのままショック死した。
だから、遺体はきれいでした。
わたしは母にほとんど何も相談しない子供でした。